ワイズノット、オープンソース仮想化技術を利用したレンタルサーバ

 ワイズノット(本社:東京都渋谷区)はKDDIネットワーク&ソリューションズ(KNSL、本社:東京都文京区)と協業して、オープンソースの仮想化技術「OpenVZ」および「Xen」を利用したレンタルサーバサービスを2007年6月1日から開始する。従来よりも低価格で、サーバ追加などにも柔軟に対応できるという。

 複数の顧客で物理サーバを共有する「VPS(Virtual Personal Server)」、1台の物理サーバを占有して複数の仮想サーバを使う「専用レンタルサーバサービス」、顧客の要望に応じてフルカスタマイズできる「マネージド・サーバサービス」の3種類をそろえた。

 VPSサービスでは、多数の仮想サーバ領域を構築するのに向くOpenVZを採用。各顧客は、専用サーバと同等の環境を低コストで利用できるという。通常サービスが月額6万円から、運用管理も行うマネージドVPSが同9万円から。

 専用レンタルサーバサービスではXenを採用し、複数台のサーバ構成を1台の物理サーバ上に構築できる。1顧客で物理サーバを占有できるため、安定性に優れるという。同15万円から。

 マネージド・サーバサービスは、ネットワーク構成を含むフルカスタマイズに対応し、レンタルサーバながらハウジングに近い自由度を実現したという。同30万円から。

 KNSLの東京大手町データセンターを利用する。両社は販売活動でも協業し、初年度1億円、2010年10億円の売り上げを目指す。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ワイズノット
http://www.wiseknot.co.jp/

KDDIネットワーク&ソリューションズ
http://www.kddi-nsl.com/

サービス
http://www.wiseknot.co.jp/network/index.html