NEC、システムズとWindows Vista導入時代のシステム構築に向け協業

 NEC(矢野薫社長)とシステムズ(小河原弘社長)は6月22日、NECの情報基盤管理ソフト「InfoFrame(インフォフレーム)」とシステムズの「Windows Vista/Office2007 導入支援コンサルテーションサービス」との販売協業を目的とした技術提携を結んだと発表した。

 今回の提携により、Windows Vista導入により必要となるコンサルティングサービスと、アップデートが必須となる周辺ミドルソフトウェア製品の組み合わせ検証において、両社が技術検証や、市場へのプロモーションを共同で行っていく。

 次世代情報管理ソフト「InfoFrame」の一製品である「InfoFrame DataCoordinator(データコーディネーター)」は、多種多様なDBMS製品から、同一製品の最新版への移行、あるいは他製品への移行を容易にできる。また、従来環境から新しい環境への緩やかな統合を可能とし、異種DBMS間での信頼性の高い連携を行うことができる。

 「Windows Vista/Office2007 導入支援コンサルテーションサービス」は、Windows Vista導入時の旧WindowsOSやオフィス・スイートのリプレースから業務アプリケーションの移行まで、スムーズに行うことをシステム構築企業などに提供するもの。

 両社は今回の協業を通じて、NECが提供する多様なシステム構築環境において「InfoFrame DataCoordinator」を活用し、Windows VistaやOffice2007の導入時のノウハウ、技術情報を共同で蓄積する。また、協業にあわせて「InfoFrame DataCoordinator」の「期間限定ライセンス」の提供を開始する。

 「期間限定ライセンス」は、移行処理を行う3か月間、あるいは半年間だけ利用できる。さらに、システムズがカバーするオフコン機などの旧来システムからの移行に対するノウハウを共有し、組み合わせることをシステム開発企業などに対して有償で提供する。

NEC=http://www.nec.co.jp/
システムズ=http://www.systems-inc.co.jp/
「InfoFrame」=http://www.nec.co.jp/infoframe/

提供:BCN