dit、企業向けセキュリティソリューションのアップグレード版

 ディアイティ(dit)は5月31日、SSHコミュニケーションズ・セキュリティの企業向けセキュリティソリューション「SSH Tectiaソリューション バージョン 5.xシリーズ」を7月に発売すると発表した。

 従来のSecure Shellプロトコルをベースに次世代SSH G3アーキテクチャーを新たに採用することで、「SSH Tectiaソリューション」をアップグレードしたもの。高い暗号化パフォーマンス、より包括的な管理機能、確実な配信を実現するためのチェックポイント/リスタート機能を追加するなど、アプリケーションレベルで統合可能なAPIを利用できる。

 また、TCP/IPベースの商用あるいは独自開発したアプリケーションを透過的にトンネリングできるため、現状の運用環境を変更せずに安全な通信を確保でき、システムの導入時の費用の削減も期待できる。

 従来のUnix、WindowsなどのOSに加え、企業向けセキュリティソリューションとして初めてIBM z/OSプラットフォームへの実装が可能。これにより、一元的な鍵管理およびユーザー・サーバー証明書のサポート機能をもったIBMメインフレームでの安全なファイル転送が行える。

 税別価格は「SSH Tectia Client」が2万4800円から、「SSH Tectia Serever」が11万800円から、「SSH Tectia Manager」が248万円。ditでは、政府機関、金融機関、一般企業を中心に、初年度で2億円の売り上げを見込む。

ディアイティ=http://www.dit.co.jp/

提供:BCN