野村総合研究所、07年4月版のOSSレーティング調査結果を発表

 野村総合研究所(NRI、藤沼彰久社長)は5月23日、オープンソースソフトウェア(OSS)のレーティング調査「NRIオープンソースマップ(2007年4月版)」を発表した。

 今回、06年8月に公開した11のOSSに開発フレームワークやシステム管理ツールなどの17のOSSを追加。NRIでは07年4月時点の公開情報をもとに「成熟度」と「プレゼンス」でレーティングを行った。

 その結果、前回のレーティングで評価が高かった「JBoss Application Server」と「Apache Tomcat」をはじめ、新規の調査対象では「Struts」「Spring Framework」「Hibernate」「Nagios」が、「成熟度」「プレゼンス」ともに企業のシステムでも十分に機能するOSSであることがわかった。

 また、NRIでは今後、高い評価を得る可能性があるOSSとして、高い生産性を誇るウェブアプリケーション・フレームワーク「Ruby On Rails」、Java EE5に対応したアプリケーションサーバー「GlassFish」、アプリケーション・フレームワーク「JBoss Seam」を挙げている。

野村総合研究所=http://www.nri.co.jp/

提供:BCN