NRI、オープンソースソフトの安定稼動支援サービスを開始
野村総合研究所(NRI、本社:東京都千代田区)は2007年5月16日、オープンソースソフト導入企業向け支援サービス「NRIオープンソース救急センター」の提供を開始した。約30のオープンソースソフトを対象に、技術者がシステム障害の解決と安定稼動を支援する。2007年度で約50社への提供を見込んでいる。
「救急サービス」「オープンソースドックサービス」「定期メンテナンスサービス」の3つのサービスを用意した。「救急サービス」は、システム障害時に暫定対策を提示して速やかな障害復旧を支援する。価格は99万円から(税別)。
「オープンソースドックサービス」は、再発防止のため根本原因を調査。性能ボトルネックやパラメータ設計のチェックも行う。価格は個別見積。「定期メンテナンスサービス」は、システム障害の予兆を早期発見するための定期検査を行う。また、障害時はインシデント無制限で対応する。価格は対象ソフトによって異なる。
対象ソフトは、OSが、CentOS、Fedra Core、Debianなど。Web系・スクリプト言語が、Apache、Perl、Ruby on Railsなど。Java系がTomcat、JBoss AS、Geronimo、Seasar2など。ネットワーク・インフラ系がSemdmail、OpenLDAPなど。アプリケーション系が、osCommerce、Eclipse BIRTなど。対象ソフトは、今後拡大していく予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】
野村総合研究所
http://www.nri.co.jp/