SAPジャパン、内部統制評価プロセスを自動化・効率化するソフト

 SAPジャパン(ロバート・エンスリン社長)は、内部統制の評価プロセスを自動化・効率化するためのソフト「SAP GRC Process Control 日本語版」を4月4日から提供開始した。

 「SAP GRC Process Control」はSAP NetWeaver上で稼動し、統合基幹業務システムの「SAP ERP」などのビジネス・アプリケーション内における統制に関する各種設定が、文書化した統制ルール通りか自動的にチェックし、テストする。これまでは同様のチェックを行う場合、担当者が直接ERPの設定を確認する必要があったが、「SAP GRC Process Control」を利用すると、自動的にチェックを行い、設定に不備があれば担当者に通知するため、評価作業の手間を大幅に削減することができる。

 このほか、「RCM(リスクコントロールマトリックス)作成」や「サーベイ管理」「課題管理」「モニタリング」「経営者によるサインオフ」などの機能を搭載し、企業の内部統制プロジェクト全般をカバーすることができる。

 なお、同ソフトは包括的なコンプライアンス対応・リスクマネジメントを実現する、「SAP Solutions for GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)」ソリューションの中核的製品となり、すでに出荷済みのシステムの職務分掌管理を強化する「SAP GRC Access Control」とシームレスに統合する。

SAPジャパン=http://www.sap.com/japan/

提供:BCN