NEC、シンクライアントのサーバーを効率的に運用管理するサービス
NEC(矢野薫社長)は3月20日、シンクライアントシステムでサーバーの運用やOS・アプリケーション・データなどの管理をNECが一括して行うマネージドサービス「セキュアシンクライアントサービス」を開始したと発表した。今後3年間で120億円の売り上げを目指す。
「セキュアシンクライアントサービス」は、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を利用し、特長である高品質なIP電話機能をマネージドサービスとして提供。サービスは「ホスティングタイプ」と「リモート管理タイプ」で構成する。
「ホスティングタイプ」は、NECのデータセンターに設置したシンクライアント用サーバーを利用し、シンクライアント端末の増減に対応したサーバーの設定、パッチ適用、ウィルスチェック、データのバックアップ、サーバーの障害監視・対応などをNECの専門要員が行う。
また、システムには最新のセキュリティ対策を施すことで、自宅や外出先などで利用するシンクライアント端末からサーバーにリモートでの接続を可能にした。さらに、シンクライアント端末「US100」と、IP電話機能の利用できるようにするNEC製のSIP対応IPテレフォニーサーバー「UNIVERGE SV7000」の管理も加えた、マネージドサービスをオプションで提供する。税別価格は、シンクライアント環境1台あたり月1万4000円から。
一方、「リモート管理タイプ」は、企業内に設置されたシンクライアント用サーバーを、NECの専門要員が遠隔から監視・管理するサービス。また、シンクライアント用サーバーの障害を監視するリモート監視サービス、シンクライアント端末の増減に伴うサーバーの環境設定、パッチ適用やセキュリティ管理などを行うリモート運用管理サービスで構成する。税別価格はシンクライアント用サーバー1台と専用管理サーバー1台を1セットとし月額7万円から。
提供:BCN