オープンソースOS:Windows互換目指す「ReactOS」新版公開
オープンソースでWindows互換OSの開発を目指す米国の非営利団体ReactOS Foundationは3月11日(現地時間)、最新版の「ReactOS 0.3.1」を公開した。約半年ぶりのアップデートで、従来通り無償でダウンロード提供する。
新バージョンでは、起動プログラムの改良、カーネルの互換性向上、ハードウェア抽象化層(HAL)の改善、バグの修正も行った。Intelと互換品のx86プロセッサーで動作するが、同財団が2006年内の対応を予定していたIntel版Macはサポートされていないもよう。リリースノートでも言及されていない。
ReactOSは、WindowsNT系OS(NT4/2000/XPなど)のアプリケーションをそのままバイナリーで動作させることを目指すオープンソースOSで、GPLでソースコードを公開している。0.3.1は一般ユーザーの使用には向かないα版で主に開発者が対象。β版は2008年までのリリースを目標としている。【高森 郁哉/Infostand】
ReactOS
http://www.reactos.org/