米Googleがチーム用Webサイト構築ツール「Google Sites」を発表、SaaSを強化

 米Googleは2月28日(米国時間)、チーム用Webサイトを構築できる「Google Sites」を発表した。チーム間の情報を1つのWebサイトに集めることで、コラボレーションを促進できるという。同社がSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形式で提供するアプリケーションスイート「Google Apps」の一部として提供する。

日立情報、中堅・中小企業向けASP型セキュリティサービス

 日立情報システムズ(日立情報、原巖執行役社長)は2月28日、中堅・中小企業向けに各種セキュリティサービスをASPで提供する「SHIELDeXpress(シールドエクスプレス)セキュリティオンデマンド」を提供すると発表した。その第1弾として、英メッセージラボとの協業により、ASP型のメールセキュリティサービスを同日に発売した。

KCCSとオーリック、「D@TA Center」向けにWebアクセス解析のASPサービス

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS、森田直行社長)とオーリック・システムズ(幾留浩一郎社長)は、KCCSのインターネットデータセンター「D@TA Center」向け運用支援サービスを強化し、ASP型の「Webアクセス解析サービス」を1月24日に開始した。価格は共用プランが1サイト当たり月額2万1000円から、専用プランは別途見積もり。

日立情報システムズ、中堅向けERPの販売形態を多様化、業種別やSaaS対応も

 日立情報システムズ(原巖社長)は、主力の中堅企業向けERP「TENSUITE(テンスイート)」の販売形態の多様化を進める。個別業種向けの品揃えを増やし、ソフトウェアをサービスとして提供するSaaSへ対応させるための準備にも着手する。個別受注生産の業種向けのパッケージ化はすでに始めているが、今後は食品卸や医療機器卸などに対応した業種パッケージの開発を検討。また来年度から、SaaS化の概要設計に入る見通しだ。

Cisco、メディア企業向けSNSプラットフォーム「EOS」構想を披露――SaaSモデルで2008年に提供予定

 米国Cisco Systemsは12月11日、同社のアナリスト向け年次コンファレンス「C-Scape 2007」のステージで、メディア企業のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の提供を支援するプラットフォーム「Cisco Entertainment Operating System(EOS)」について説明を行った。

Webrunner改めMozilla Prism:顕著な機能向上を果たしたWebアプリ専用ブラウザ

 Mozillaをベースにシングルサイト志向の“Webアプリケーション”ブラウザとして誕生したWebrunnerについては本年7月にレビュー記事を掲載したところだが、この10月に同ブラウザはMozilla Prism名称を変更してMozilla Labsサイトに移管された。当初Prismを実行できるのはWindowsプラットフォームだけであったが、現在ではMacおよびLinux対応ビルドも利用可能となっている。

企業コンピューティング15領域のテクノロジー・トレンド予測[前編]

 空飛ぶ自動車、考える機械、部屋を掃除する子供たち──こうしたたぐいのものであっても、今はともかく、現実のものとなる日が来るかもしれない。だが、本稿で提示するのは、このようなあてずっぽうの占いではない。企業コンピューティングの15領域に関して、今日のテクノロジーをベースとして「次に来るテクノロジー」の予測を示す。なかには外れるものもあるだろうが、企業コンピューティングの未来像を考えるうえで、議論を深める一助になればと願っている。