100ドル・ノート機でWikipediaが採用決定

 オンライン百科事典のWikipediaを運営するWikimedia Foundationは4日(米国時間)、米マサチューセッツ工科大学(MIT)などが開発中の「100ドル・ノートパソコン」で、Wikipediaが活用されることになったと発表した。MITなどは、開発途上国の子供に1人1台ずつ与えることを目標にしており、Wikipediaの普及や信頼獲得を後押ししそうだ。

ラップトップをスリープさせる

ラップトップをスリープさせる機能は、適切な電源管理の一部である。ACPIスリープとは、システムが技術的には電源オンの状態にありながら、スクリーンとハードディスクは電源オフになっていて、RAMの内容を保持しておくのに必要な電力だけをコンピュータが使用している状態と定義されている。Ubuntuの開発チームは、ACPI電源管理を適切に機能させるために多大な努力をしてきた。現在のUbuntuは、最近追加されたgnome-power-managerパッケージのおかげで、細かい設定なしに簡単に電源管理を行うことができる。

Microsoftという獣の刻印

最近どこかの大手OEMのWebサイトでLinuxラップトップを探したことがある人は、おそらく恐ろしい「獣の刻印」を目にしたことだろう。「Dell(またはLenovo、HP、Acer)のお勧めはWindows XP Professional」と書かれていたのではないだろうか。これはつまり、Microsoftの販売協定のおかげで、米国のOEMは、Linuxのプリインストールをするよりもプリインストールをやめた方が利益になるということを意味している。国が違うとこうも事情が変わるものだろうか。

LinuxノートPCのサスペンドとハイバネーション

柔軟な使い方ができることから、デスクトップPCよりノートPCを好む人が多い。その中には、GNU/LinuxのようなオープンソースのOSに入れ換えても、サスペンド機能など、独占的OSにあった機能をそのまま使いたいと思っている人もいるだろう。一部のディストリビューションでは何もしなくてもこうした機能が使えるが、例によって、その仕組みを知っておけば、何か問題が起きて修復が必要になった場合などに思いがけず役に立つことがあるはずだ。LinuxのノートPCで、サスペンドおよびハイバネーション(休止状態モード)の機能がどのように実現されるのかを見てみよう。