マルチメディア処理から信号処理まで幅広く活用できる高速ライブラリ「IPP」

 インテル C++ コンパイラーに付属するライブラリの1つに「インテル インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ」(Integrated Performance Premitive、以下IPP)がある。IPPは動画や音声、画像などの処理に向けた関数を備えたライブラリなのだが、実際のところIPPがどのようなものなのか分からない方も多いだろう。そこで本記事では、IPPには何が含まれており、またどのような用途に使えるのか、紹介していこう。

Pulseでビルドステータスを追跡する

 Pulseは、ソースリポジトリを監視して、だれかがコミットを行うたびにビルドおよびテストのサイクルを開始するビルドサーバだ。Pulseを使えば、バージョン管理システム内にある最新のソースのコンパイル状況や、単体テストおよびシステムテストの経過をたえず把握できる。さらに、パーソナルビルド(Personal Build)という機能により、チェックアウトしたソースの作業用コピーのビルドやテストが行えるので、セントラルリポジトリに対して変更をコミットする前に、コードに問題がないか確認することができる。

ソースコードの全リビジョンを簡単に確認できるViewVC

 大規模な開発プロジェクトに携わるプログラマにとって、バージョン管理システムによるソースコード管理は必須だ。しかし、大規模プロジェクトのファイル操作をバージョン管理プログラムのコマンドライン・インタフェースで行うのは煩雑だ。それに、コマンドラインでは、ファイルやリビジョン間の差分の強調表示や色分け表示はできない。そんなときに役立つのが、Webブラウザベースの便利なコード・ビューアである ViewVC だ。CVSまたはSubversionで管理するソースコード・ツリーを参照して、変更内容を確認したり、ファイル・レベルや行レベルでリビジョンを比較したりできる。他にもさまざまな機能があり、ファイルのチェックアウトやコミット以外であればほとんどの操作を行える。

最新Webブラウザ、Web標準への対応度は?

 2008年になり、主要なWebブラウザのバージョンアップが相次いで行われている。これらのバージョンアップでは、Webブラウザ自体の機能強化が行われているほか、レンダリングエンジンについても積極的に改良が行われ、新たな機能が取り込まれている。そこで本記事では、最新Webブラウザが搭載しているレンダリングエンジンについて、それぞれが備えている機能やWeb標準規格への対応状況について比較していく。

CVS/Subversionを使ったバージョン管理(後編:SVNを使ったバージョン管理)

 本特集ではバージョン管理システムの基本的な考え方や用語を解説するとともに、SubversionやCVSを使ったバージョン管理方法について説明していく。前編中編ではバージョン管理の基本事項やCVSについて解説してきたが、後編となる本記事では、Subversionの利用について解説する。

CVS/Subversionを使ったバージョン管理(中編:CVSを使ったバージョン管理)

 本特集ではバージョン管理システムの基本的な考え方や用語を解説するとともに、SubversionやCVSを使ったバージョン管理方法について説明していく。前編ではバージョン管理システムの基本事項について解説を行ったが、中編となる本記事では、 CVS(Concurrent Versions System)を使ったバージョン管理について解説する。

アジルテック、.NET用QRコード生成ライブラリを提供開始

 アジルテック(本社:東京都目黒区)は2008年9月8日、Microsoft .NET Framework用のQRコード生成ライブラリ「QRGen」を公開した。Webアプリケーションでの利用を想定したもので、個人の非商用利用では、同社のWebサイトから無償でダウンロードして利用できる。また、有償の商用ラインセンスも用意した。

CVS/Subversionを使ったバージョン管理(前編:バージョン管理の基礎)

 ソフトウェアを開発する際、ソースコードや各種リソースの管理に役立つのがバージョン管理システムだ。バージョン管理システムはソースコード管理システムなどとも呼ばれ、大規模な開発を行う際には必須と言っても過言ではない。また、大規模な開発だけでなく小規模な開発や個人による開発においても、ファイルの変更履歴の記録やバックアップといった用途に活用できる。

ソフトウェア開発に役立つOSSのツール群

 ベンダーが体系的なツール群を提供しているプロプライエタリな開発環境とは対照的に、オープンソースの世界では個々の開発ツールがそれぞれの開発者たちにより開発されているため、ツール間の連携は緩やかである。それゆえ、それらを利用する開発者には使いこなしのノウハウが要求されることになるが、その代わりオープンソースの開発ツールの中には、かゆいところに手が届く小粋なツールも数多く存在する。そこでここでは、コーディング・テスト・デバッグに役立つオープンソースのツール群を紹介する。

OLS:カーネルの文書についての講演とカーネルパッチの提出についての講演

 4日間に渡り開催される第10回年次Ottawa Linux Symposium2日めの今日はまず、Rob Landley氏による、小鳥が「助手」を務める異例の講演「Where Linux kernel documentation hides(Linuxカーネル文書の隠れ場所)」に出席した。なおかわいらしい声で鳴く小鳥はおとなしくて、2度だけ聴衆の頭上を飛び回った以外はほとんどの時間、講演内容に熱心に耳を傾けていた。