Webサイトの消費電力を分析表示、「Firefox 104」が公開

 Mozillaは8月23日、オープンソースのWebブラウザ最新版「Firefox 104.0」を公開した。

 Firefox 104は7月後半に公開したバージョン103に続く最新版。プロファイラでWebサイトの消費電力を分析できるようになった。CPUパッケージ、CPUコア、統合GPUについて消費電力を表示する。なお、この機能はApple M1とWindows 11のみで利用できる。

 バックグラウンドのタブと同様に、Firefox UI自体が最小化あるいは隠れている場合に性能と消費電力を調整するようになった。CSSのscroll-snap-stopとre-snappingのプロパティをサポートした。HTTPS-Onlyのエラーページを回避し、エラーページではなく元のサイトに戻るようになった。Picture-in-Pictureでは、Disney+でサブタイトル表示ができるようになった。

 開発者向けでは、SVGStyleElement.disabledプロパティをサポートし、SVGスタイルエレメントを有効/無効にできるようになった。このほか、細かな機能が加わり、セキュリティ上の不具合も修正した。Firefox 104はLinux、MacOS、Windowsに対応するデスクトップ版、Android版、iOS版をプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/