TIOBEプログラミング言語人気ランキング、「勢いを止めらない」Pythonが首位奪回
オランダTIOBE Softwareは8月度の人気プログラミング言語ランキング「TIOBE Programmig Community Index」を発表した。1位と2位は前回と入れ替わり、Pythonが1位に返り咲いた。シェアは過去最大の15.42%となった。
TIOBEはソフトウェアのコードの品質を追跡するソフトウェア品質企業で、常時10億5600万行のソフトウェアコードをチェックしているという。TIOBE Indexは、プログラミング言語を使用する開発者数、コース数、サードパーティベンダー数、GoogleやWikipediaなどよく使われる検索エンジンの数値から、言語の人気度を割り出した月間のランキング。
Pythonは2021年10月度に初の首位を獲得、今回は市場シェア15.42%と最高値をつけた。2位だった前回(2022年7月度)の13.44%から2ポイントの増加となる。 TIOBEのCEO、Paul Jansen氏は「Pythonが使われていない分野を見つけることは難しい」として、Pythonの動的型付けという特徴から遅くなってしまう組込みシステムが唯一の例外と記している。「Pythonの勢いは止められない」とJansen氏。
2位は前回1位の「C」で、14.59%。3位〜7位は「Java」「C++」「C#」「Visual Basic」「JavaScript」で前回から変動なし。8位は「Assembly language」が前回9位からランプアップ、9位は「SQL」が同10位からランクアップした。10位は前回8位の「PHP」。なお、11位は「Swift」で、前回16位から5ランクアップとなる。このほか、「Rust」が20位に迫る勢いであること、Googleの「Carbon」が192位に初登場したことなども今月のポイントとなる。
オランダTIOBE Software
https://www.tiobe.com