「Chrome 104」が公開
Google(米Alphabet)の「Google Chrome」開発チームは8月2日、最新のWebブラウザ安定版「Google Chrome 104」を公開した。
Google Chrome 104は、6月に公開されたバージョン103に続く最新版。バージョン番号はmac/Linux向けが104.0.5112.79、Windows向けが104.0.5112.79/80/81。
画面遷移ではShared Element Transitionsがオリジントライアル開始となり、ドキュメント間、ドキュメント内などでスムーズな遷移が可能となった。Region Caputureとして、自己キャプチャした動画トラックを切り抜くAPIを導入した。ビデオ会議と生産性スイートの組み合わせではキャプチャをしても生産性スイートの部分しかリモートの参加者と共有できない場合があるが、Region Captureにより周囲のコンテンツを削除して動画トラックを共有できるという。CSSでは、Media Queries Level 4のサポートが加わり、CSS Transformsでtranslate、rotate、scaleの3種類のプロパティが加わった。このほか、WebGL色管理APIの実装など細かな機能が加わっている。
最新版ではまた、27件のセキュリティ問題も修正された。このうち7件が2番目に深刻度が高い「High」に分類されている。バグ発見報酬プログラムに基づき、合計で約9万ドルが支払われる。
Google Chrome
https://www.google.co.jp/intl/ja/chrome/