プログラミング言語人気を測定するTIOBE Index、過去1年で最もポイントが増えたのは「C#」
オランダTIOBE Softwareが月次で発表する人気プログラミング言語ランキング「TIOBE Index」の最新版が発表された。1位は前回2位から返り咲いた「Python」となったが、この1年で最もポイントを獲得したのは5位の「C#」という。
TIOBEは、ソフトウェアのコードの品質を追跡するソフトウェア品質ベンダー。TIOBE Indexは、プログラミング言語を使用する開発者数、コース数、サードパーティベンダー数、GoogleやWikipediaなどよく使われる検索エンジンなど数値から人気度を測定する月間ランキング。
May 2022として発表した今回のインデックスでは、前回(April 2022)から1位と2位が入れ替わり、1位が「Python」、2位は「C」となった。3位〜8位まで順位は変わらず、「Java」「C++」「C#」「Visual Basic」「JavaScript」「Assembly language」の順となった。
TIOBEによると、1年前のランキングと比較して最もランキングの数値が伸びた言語は5位の「C#」という。C#のランキングは現在6.39%だが、これは1年前から約2%増加したと報告している。
C#の「唯一」の不利な点は「Linuxサポートがあやしかったこと」だったが、ここ数年で大きく変化しているとTIOBEは評価している。そして、C#が将来、Cと入れ替わって上位3位内に入ることも考えられるとしている。合わせて、C++についても、「長期的なトレンドが、C++20により明らかに上向いている」と記している。
オランダTIOBE Software
https://www.tiobe.com