Go開発者の92%が「Go言語に満足」

 Go言語開発チームは4月19日、Go開発者を対象とした調査「Go Developer Survey 2021」の結果を発表した。Go開発者の92%がGo言語に満足していると回答、課題としては機能やライブラリが挙がった。

 Go Developer SurveyはGo言語を使う開発者を対象に行う年次調査。今回で6回目となり、2021年10月26日から11月16日まで、約1万2000人が回答した。回答者の属性としては、43%がテクノロジー業界、続いて金融(13%)、メディア・ゲーム(8%)などさまざまな業界で、76%が「業務でGo言語を使っている」と回答。回答者の92%が男性。

 これまではGo公式ブログで調査を発表し、Twitter、Reddit、Hacker Newsなどで拡散されて回答者が集まっていたが、今回の調査はVS Code Goプラグイン経由でもランダムにアンケートへのプロンプトを表示した。その結果、回答者のうち自己選択は69%、無作為抽出された回答者は31%となり、自己選択バイアスを軽減できたとしている。調査では、92%がGo言語に満足していると回答した(「とても満足」「ある程度満足」)。

 無作為抽出された回答者のうち20%がGo言語の経験は3ヶ月未満、全体のボリュームゾーンは2-4年(自己選択が32%、無作為抽出が25%)だった。Goで使うエディタではVS Codeがトップ、その次にgoLand/IntelliJ、Vimが続いた。OSはLinux、macOS、Windowsの順となった。回答者の27%が「他の言語を使っており、Go移行を評価した」、9%が「言語は決まっておらず、Goを評価した」と回答、「Goを使っているが、他の言語に移行することを評価した」についても8%いた。Goを使うにあたっての障害としては、「必要としている機能がない」「既存ツール/インフラで、Goよりも他の言語の方がサポートされている」「必要なライブラリがない」などが挙がった。

 モジュール関連の課題としては、複数のモジュール利用、バージョニングなどがあがった。言語学習について尋ねたところ、「業務で学ぶ」(51%)「学校や職場以外で学習する」(45%)となった。回答者の81%が「Goの長期的な方向性を確信している」と回答、この比率は過去3年同じだという。

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