コンテナ管理の「Podman 4.0」が公開

 オープンソースのコンテナ管理ツール「Pod Manager tool(Podman)」開発チームは2月18日、最新のメジャーリリースとなる「Podman 4.0」を公開した。WindowsとmacOSのサポートなど、多数の強化が加わっている。

 PodmanはLinux上でOCI(Open Container Initiative)準拠のコンテナの開発、管理、運用のためのデーモンレスのコンテナエンジン。コンテナはルートとしてもルートレスモードでも動かすことができる。  Podman 4.0は、2021年2月に公開されたバージョン3系に続く最新のメジャーリリース。60以上の新機能、50以上のバグ修正を盛り込んだ。

 ネットワークスタックを強化し、既存のCNIスタックに加え、NetavarkとAarvakベースに書き直しを進めた。これにより、機能面では複数のネットワークにあるコンテナのサポートを強化するほか、IPv6のサポートや性能も改善した。  macOSとWindowsのサポートも強化した。ホストシステム上のPodman APIソケットをマウントできるようになり、これまではpodman machine仮想マシン内でしか使えなかったDocker Composeなどのツールを使えるようになった。また、Windowsではpodman machineがWSL2をバックエンドとして使えるようになった。  Podman Podsでも、pod内にあるコンテナ間でのリソース共有などの新機能が加わった。

 このほかにも、多数の細かな機能強化が加わっている。

Pod Manager tool(Podman)
https://podman.io