Vaadinが「Vaadin Framework」を「Hilla」に改称、hilla.devを開設

 フィンランドVaadinは2月16日、Java向けWebフレームワークのTypeScript/Javaバックエンド「Vaadin Fusion」の名称を「Hilla」に変更したことを発表した。Webサイトも、関連するものを集めたhilla.devとして公開した。

 VaadinはJava向けWebフレームワークで、Vaadin FusionはリアクティブなクライアントサイドWebアプリ構築向けのフレームワーク。Spring Boot JavaバックエンドとTypeScriptフロントエンドの統合のためのUIコンポーネントとツールが揃っており、タイプセーフのサーバーアクセスなどの機能を備える。Vaadinには、JavaでWebアプリを構築するためのオープンソースのフレームワーク「Flow」もある。Vaadin Fusionはバージョン15で導入した。

 Fusion Frameworkの名称変更は1月に発表していたもので、FusionがFlowとは異なるユーザー層を持ち、社内の開発チームも分離していることから、リブランドすることにしたと説明している。Webサイトを別に設けることで、開発者はドキュメンテーションなどの情報を見つけやすくなるとしている。Hillaはフィンランド語で、クラウドベリーの意味。

 同日、hilla.devを公開した。次期版となるVaadin 23ではパッケージの名称も変更となるが、現時点ではこれまで通り開発できる。

フィンランドVaadin
https://vaadin.com
hilla.dev
https://hilla.dev