「PostgreSQL 14.2」が公開、約55件のバグを修正
The PostgreSQL Global Development Groupは2月10日、最新版となる「PostgreSQL 14.2」を公開した。
PostgreSQL 14.2は2021年10月に公開されたバージョン14系の最新版。合計で55件以上のバグを修正した。 8.3で導入したHOT(Heap Only Tuple)チェーンがVACUUM中にステートを変更した際にインデックスの破損が起こるシナリオを修正した。このシナリオの可能性は低いが、懸念があるユーザーに再インデックスを呼びかけている。
TOASTテーブルインデックスでREINDEX CONCURRENTLYを使って破損を予防する際の不具合を修正、再インデックスにより任意のTOASTインデックスを修正できるようになった。 psql \passwordコマンドが、デフォルトでCURRENT_USERで定義された役割向けにパスワードを設定するように変更された。役割名はパスワードプロンプトに含まれる。 このほか、クラッシュにつながる不具合をはじめ、多数のバグが修正された。
PostgreSQL 14.2はプロジェクトのWebサイトより入手できる。開発チームは13系(13.6)、12系(12.10)、11系(11.15系)、10系(10.20)についても、それぞれ最新版を公開している。
PostgreSQL
https://www.postgresql.org