バイナリエディタ「GNU poke 2.0」が公開

 バイナリデータ向けエディタ「GNU poke」開発チームは1月28日、最新のメジャーリリースとなる「GNU poke 2.0」公開を発表した。

 GNU pokeはバイナリデータ向けのインタラクティブなエディタ。ビット/バイトに加えて、インタラクティブなプログラミング言語を使ってデータ構造の記述や運用ができる。 GNU poke 2.0は2021年2月に公開されたバージョン1系に続く最新版。

 ユーザーインターフェイスでは、型をプロンプトで再定義できるようになり、loadが要求したファイル/モジュールを常に読み込むようになった。pokeコマンドに、スタイルを選択できる2つのコマンドラインオプション(–style-darkと–style-bright)が加わった(デフォルトは–style-dark)。  IO空間の狭いバージョンを作成する”sub” IO空間を実装した。また、起動中のプロセスのメモリをpokeできる新しいプロセスIOSが加わった。このほか、dumpコマンドも強化した。

 言語面では整数構造の改善、sleepの組み込みなどが加わった。また、Pokeプログラムからターミナルハイパーリングを放出できるようになった。  このほか、libpokeや開発ツールなどで細かな機能が加わった。また1系の不具合も修正されている。

GNU poke
https://www.gnu.org/software/poke/