「Rust 1.57」が公開
Rustチームは12月2日、プログラミング言語の最新版となる「Rust 1.57.0」の公開を発表した。panic!が定数文脈でも使用できるようになるなどの強化が加わった。
RustはMozillaが開発したプログラミング言語で、並列、高速、安全性を特徴とする。現在、Rust Foundationとして独立した非営利団体を開発母体とする。 Rust 1.57ば10月に公開された1.56に続く最新版。
バージョン1.56では、エラー処理のpanic!マクロがconst fnおよびその他のコンパイル時の文脈で使用できなかったが、最新版ではpanic!が安定化し、使用できるようになった。安定化にはフォーマット化機構は含まれていないため、panic!マクロを呼び出す必要がある。
パッケージマネージャのCargoでカスタムプロファイルのサポートが加わった。これまでのdev、release、test、benchに加えて、任意の名称のプロファイルを用いることができる。
グローバルアロケーターがプロセスを打ち切っても割り当てを試みるtry_reserveを安定化した(Vec、String、HashMap、HashSet、VecDeque)。 このほかにも多数のAPIが安定扱いとなった。言語、コンパイラでも細かな強化が加わった。
Rust
https://www.rust-lang.org