KDE KirigamiベースのUIフレームワーク「MauiKit 2」が公開
The Maui Projectは8月15日、オープンソースのUIフレームワーク「MauiKit Frameworks 2」および「Maui Apps 2」を公開した。
MauiKit FrameworksはKDE KirigamiフレームワークをベースにインドNitrux Latinoamericanaが開発し、オープンソースとして公開するUIフレームワーク集。Qt、QML、C++を使って開発できる。MauiはMulti-Adaptable User Interfaceの頭文字を取ったもの。モバイル、デスクトップに対応し、macOS、Linux、Windows、Android、iOSで動く。LGPL v3ライセンスの下で公開されている。
Maui AppsはMauiKitで開発したクロスプラットフォームアプリケーション。ファイルマネージャのIndex、音楽プレイヤーVvave、画像ビューアのPix、テキストエディタNota、メモ帳のBuho、ターミナルエディタStation、コンタクト管理のCommunicatorなどがある。
MauiKit Frameworks 2では、グラフィカルコンポーネントを改善し、コアライブラリに新しいウィジェットが加わった。コアを整理し単一のMauiList(データ)に対し、異なる複数のMauiModel(モデル)を使うことができるようになった。
制御では、Page制御ヘッダでKirigamiカラーセットを用いるようになり、レイアウトもクリーンになるなど、多数の機能が加わった。FileBrowsing、TextEditorなども強化が加わった。
Maui Apps 2では、Indexでブラウザ内のスクロール高速化、ファイルサムネイル表示の強化などが加わった。PixではUIを簡素化したほか、フィルタリングで位置情報のタグも追加された。
The Maui Project
https://mauikit.org