英Canoniccal、有償サービス「Ubuntu Pro」をGoogle Cloud向けに提供
Google Cloudと英Canonicalは6月15日、「Ubuntu Pro for Google Cloud」の提供開始を発表した。Compute Engineで動作するUbuntuのプレミアムバージョンで、パッチや規制遵守のための機能にアクセスできる。
Ubuntu Proは、セキュリティと規制遵守のための機能を備えたエンタープライズ向けのLinuxイメージ。2019年にAmazon Web Services(AWS)向けとして「Ubuntu Pro for AWS」として登場、その後Azureもサポートしている。
Ubuntu Proはエンタープライズ向けLinuxで、セキュリティパッチに最大10年アクセスできる(18.04の場合)。カーネルライブパッチとして、仮想マシンの再起動なしに最新のカーネルパッチを適用できる。バージョンは20.04、18.04、16.04の3バージョン(いずれもLTS)でスタートする。
また、MongoDB、Apache Kafka、Redia、NGINX、PostgreSQLなどUbuntuのリポジトリにあるオープンソースのセキュリティも対象とし、これらの上で動くワークロードの保護ができる。
このほか、米国の医療情報規制であるHIPPA、ISO、米国政府のクラウドセキュリティとリスクの規制であるFedRAMP、クレジットカード業界のデータセキュリティ規制PCIなど規制遵守のためのコンプライアンス機能もある。
Ubuntu Pro for Google Cloud
https://ubuntu.com/gcp/pro