PHPフレームワーク「Symfony 5.3」公開

 PHPフレームワークSymfony開発チームは5月31日、最新版となる「Symfony 5.3.0」を公開した。

 SymfonyはPHPでWebアプリケーションを構築できるフレームワーク。MVC(Model-View-Controller)に基づき、50以上のスタンダロンコンポーネントを組み合わせて構築できる。プロジェクトは仏SensioLabsの支援を受けている。Symfony 5.3.0は2019年11月に公開されたバージョン5系の最新のポイントリリース。

 新機能として、パッケージやバンドルのconfigを改善し、プロジェクトのビルドディレクトリ内に自動的にconfigビルダークラスを生成する機能が加わった。また、–xxxと–no-xxxのパターンでコマンドに2つのオプションを定義できるNegatableコマンドオプションが加わった。CSSフレームワークのTailwind CSSのフォームテーマが加わった。Tailwind CSS 2系をベースとしており、公式のフォームプラグインとなる。また、フォームのレンダリングを管理するrenderForm()ヘルパーが加わった。

 UID(universally unique identifiers)を強化し、UID生成やForm、Serializerコンポーネントとの統合を改善した。RequestStackと新しいgetSession()手法を優先させることで、Session Serviceは非推奨となった。

 このほかにもたくさんの強化が加わっている。

Symfony
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