Apple Siliconをサポートした「Node v16」が公開

 JavaScriptランタイムのNode.js開発チームは4月20日、最新のメジャーリリースとなる「Node v16.0.0(Current)」を公開した。

 Node.js 16は、2020年10月に公開されたバージョン15に続くCurrentブランチの最新版。JavaScriptエンジンのV8はバージョン8.9をベースとする。Node.jsは6ヶ月間のCurrentの後、偶数バージョンは安定性重視のLTS(長期サポート版)となる。現在、バージョン10系、12系、14系がLTSとしてメンテナンスされている。

 Apple Silicon向けの事前構築済みのバイナリを含む初のリリースとなる。macOS向けはマルチアーキテクチャ対応の”fat”バイナリとなり、IntelとARM向けに別途tarballを用意する。

 バージョン15で導入したTimers Promises APIが、安定扱いとなった。Promiseオブジェクトを返すタイマー機能の代替セットで、util.promisify()を使う必要がなくなる。

 V8 8.9の機能強化を利用できるほか、ECMAScript RegExp Match Indicesもサポートした。

 ツールチェーンとコンパイラではこのほか、Python 2のサポートが削除となり、MakefileでのデフォルトのPYTHONがPython 3となった。

 このほか、多数の細かな機能強化が加わっている。

Node.js
https://nodejs.org/