AndroidベースのモバイルOS「LineageOS 18.1」が公開
Androidベースのモバイル向けのOS「LineageOS」開発チームは4月1日、最新版となる「LineageOS 18.1」公開を発表した。
LineageOSはAndroidをベースとしたスマートフォン/タブレット/セットトップボックス向けのOS。旧名称はCyanogen。日本語を含む多数の言語に対応している。LineageOS 18.1はAndroid 11をベースとしており、2020年4月に公開されたバージョン17.1(Android 10ベース)に続く最新版。
2020年4月から2021年3月までのセキュリティパッチを、LinneageOS 15.1以降のバージョンに統合した。また、WebViewをChromium 89.0.4389.105にアップデートした。全てのLineageOSアプリでダークモードをサポートした。アプリ別の強化として、レコーダーアプリを強化した。録音の一時停止や再開をサポートしたほか、品質も選択できるようになった。UIを強化し、音声ノートのビュー/管理/共有のためのUIも新しくなった。AOSPの振る舞いに合うようにスクリーンレコードをQSタイルに移動させた。
また、これまで管理されていなかったというカレンダーアプリではEtarを導入した。音楽アプリのElevenではUIが新しくなり、Androidの新しい機能を統合した。バックアップとしてCalyx Instituteの「Seedvault」を同梱した。設定ーシステムーバックアップからアクセスできる。Seedvaultで作成したバックアップはNextcloudインスタンスにアップロードしたり、外部USBデバイスやローカルに保存できる。
LineageOSの裾野を広げるため、Android Emulator/Android Studioと併用する方法についてドキュメンテーションを作成した。アドオン開発者向けでは、addon.d-v3で、追加のシステムパーティションをサポートした。LineageOS 19.1はプロジェクトのWebサイトより入手できる。
LineageOS
https://lineageos.org