Vue.jsアプリの状況管理パターン「Vuex 4.0」が公開
Vue.jsアプリケーションのstate管理ライブラリ「Vuex」開発チームは2月3日、最新版「Vuex 4.0.0」を公開した。Vue 3をサポートし、Vuex 3系との互換性にフォーカスしたものとなる。
VuexはVue.jsアプリケーションのコンポーネントストアとして、state(状況)の変更に対するルールを適用できるstate管理パターン及びライブラリ。Vuex 4.0は2017年に公開されたバージョン3系に続く最新のメジャーリリース。Vue 3をサポートし、Vuex 3と同じAPIを持つ。既存のVue 3/Veuxコードを再利用できるとしている。
変更点としては、インストールプロセスが変更となり、Vue 3の新しい初期化プロセスと連携するようにした。具体的には、新しいストアインスタンスを作成するcreateStoreを導入、これまでのnew Store(…)も残すが、Vue 3とVue Router 4との連携のためには新しいcreateStoreの利用を推奨している。vuex.global(.prod).js、vuex.esm-browser(.prod).jsなどのバンドルでもVue 3バンドルとの連携を進めた。
バージョン3では、createLoggerはvuex/dist/loggerからエクスポートされていたが、最新版ではコアパッケージに組み込んだ。vuexパッケージから直接インポートするようになる。このほか、バグの修正や細かな機能強化も加わっている。