アノテーションを強化した「CKEditor 5 v25.0」が公開

 ポーランドCKSourceは1月28日、JavaScriptベースのテキストエディタの最新版となる「CKEditor 5 v25.0.0」を公開した。アノテーションで複数のUIタイプを同時に使えるようになるなどの機能が加わった。

 CKEditor 5はES6で作成されたリッチテキストエディタ。MVCアーキテクチャを持ち、カスタムデータモデル。バーチャルDOMなどの特徴を備える。CKEditor 5 v25.0は、2020年12月に公開したバージョン24に続く最新版。

 アノテーションのアーキテクチャを再設計した。これまでは1種類のUIしか使えなかったが、インラインとサイドバーの両方のアノテーションUIを同時に使えるようにした。これによりコラボレーションをさらに強化できるとしている。ブロックエディタも強化し、コンテンツブロックの扱いを改善した。例えば、ブロックの頭でBackspaceを押すことで、パラグラフのリセットができるなどの機能が加わった。安定性では、大規模なコンテンツのフォーマットとイメージが関連したエラーの修正などが加わった。ドキュメンテーションも強化し、新規ユーザー向けに機能説明にすぐにアクセスできるようにした。

 CKEditor 5 v25.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

CKEditor
https://ckeditor.com