「Firefox 85.0」が公開、スーパークッキー対策などプライバシー強化

 Mozillaは1月26日、オープンソースのWebブラウザ最新版となる「Firefox 85.0」を公開した。Firefoxが特徴とするプライバシーをさらに強化した。Firefox 85は2020年12月に公開されたバージョン84に続く最新版。

 プライバシーでは、プライバシーモードでもオンラインの行動を追跡する”supercookies”対策として、ブラウザのネットワークアーキテクチャを変更して、訪問したWebサイト単位でネットワーク接続とキャッシュをパーティションするようにした。これにより、supercookiesを隔離できるという。

 お気に入りの保存とアクセスが容易になった。お気に入りを保存する場所を覚え、新しいタブ上でブックマークツールバーを表示し、ツールバーフォルダから簡単にお気に入りにアクセスできるようになった。パスワードマネージャーでは、1クリックで保存しているログイン情報を消去できるようになった。複数のセキュリティの修正が施され、Adobe Flashのサポートが削除された。

 開発関連でも、CSSで :focus-visible擬似クラスのサポートが加わるなどの機能強化が加わっている。

Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/