Python人気が続く、2020年最も人気度がアップした言語にーーTIOBE調べ
オランダTIOBE Softwareは、2020年に最も人気を獲得した「TIOBE Programming Language of the Year」をPythonが受賞したことを発表した。一方で、Javaはこの1年で人気度がマイナスとなっている。
TIOBEは「TIOBE Programming Community Index」として、25種類の検索エンジンなどのデータをもとにプログラミング言語の人気を測定している。Pythonは2020年、2.01%増加したことから同賞を受賞した。Pythonの受賞は今回で4回目。4回受賞した言語はPythonが初という。
順位としてはPythonは3位で11.72%、この順位は2020年1月度と変わらずだった。1位はC(17.38%)、2位はJava(11.96%)。Cは1.61%増、Javaは4.93%減となり、2020年1月度から順位が入れ替わっている。Pythonはすでに、2020年の11月度ランキングで2位にランクインしているが、同年12月度は3位に下げた。TIOBEでは、Python人気の原因として、「言語を学ぶのが容易で、生産性が高い」と分析し、Pythonは「まもなく安定して2位になる」と予想している。なお、1位のCの座を奪うかどうかについては、Cの切り札は「パフォーマンス」であり、当面の間はこの優位性が保てるだろうという見解を示している。
4位から8位までは2020年1月度と同じで、C++、C#、Visual Basic、JavaScript、PHPの順で続いている。9位は2020年1月度は18位だったRが浮上、10位には23位だったGroovyがランクインした。
Pythonに次いで上昇率が高かった言語は、C++の1.99%で、この他上述のC、Groovy、Rなどが挙がっている。
オランダTIOBE Software
https://www.tiobe.com