「Thunderbird 78.6.0」が公開
MozillaのThunderbird開発チームは12月15日、電子メールクライアントの最新版となる「Thunderbird 78.6.0」を公開した。セキュリティアップデートなり、アドオンMailExtensionsが強化されている。Thunderbird 78.6.0は7月に公開された78系の最新版。
ThunderbirdがサポートするアドオンMailExtensionsを拡張した。browser.windows.openDefaultBrowser()のサポートが加わった。開発者は作成中のメッセージのmenus APIを使うことができる。
MailExtensionsではまた、APIで2件の変更が加わった。windows.create APIでallowScriptsToClose引数が尊重されるようになり、accountIDを返すaccountldでメッセージヘッダーのアカウントではなく、メッセージがが保存されているアカウントが反映されるようになった。容量超過のインジケーターがメインウインドウのみに表示されるようになった。
このほか、OpenPGP、アドレス帳、カレンダーなどで多数のバグが修正された。例えばOpenPGPでは秘密鍵のインポートの後にKey Managerに誤った鍵のプロパティが表示される問題などが修正されている。
Thunderbird 78.6はWindows、macOS、Linuxに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
Thunderbird
https://www.thunderbird.net