PHPフレームワークの「Symfony 5.2」公開

 PHPフレームワーク「Symfony」の開発チームは11月30日、最新版となる「Symfony 5.2.0」公開を発表した。

 Symfonyは再利用できるPHPコンポーネント及びWebアプリケーション向けのフレームワーク。50以上のスタンダロンコンポーネントを利用して、PHPを使ったWebアプリケーションを高速に開発できる。仏Sensio Labsが開発し、オープンソースとして公開している。Symfony 5.2は、2019年11月に公開されたバージョン5系の最新安定版となる。

 PHP 8のアトリビュートとアノテーションをサポート、これを使ってルートと依存性の定義ができるようになった。バックエンドでメッセージ全体を変換し、テンプレートに渡すことができるTranslatableMessageオブジェクトを導入した。また、国際化のテスト手法である擬似ローカリゼーション(pseudo-localization)をサポートした。ORMのDoctrineでUUIDとULID向けの型を導入した。このほか、Doctrineと統合するDoctrineBridgeでも多数の強化が加わっている。デバッグツールバーとプロファイラでセッションプロファイルをサポートした。PHPのBacktraceをはじめとしたセッションの使用と詳細を表示できる。

 このほかにも、多数の機能が加わっている。

Symfony
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