Red Hat、OpenShiftにJavaフレームワークQuarkusを導入

 Red Hat(米IBM傘下)は11月17日(米国時間)、コンテナ基盤「Red Hat OpenShift」の新機能として、KubernetesネイティブJavaフレームワークのQuarkusを導入することを発表した。

 QuarkusはRed Hatがオープンソースプロジェクトとして開発を進めるKubernetesネイティブJavaアプリケーションフレームワーク。すでにRed Hat RuntimesではQuarkusをサポートしていたが、OpenShiftにネイティブに統合することで容易に開発できるという。コンテナ化されたQuarkusアプリをOpenShift Serverlessワークロードとして自動実装するなどの機能を提供する。Red Hat OpenShiftのサブスクリプションがあればQuarkusにアクセスでき、ミッションクリティカルなJavaアプリケーションをKubernetes上に再構築できる。

 Red Hatは合わせて、Spring BootアプリケーションをQuarkusとOpenShiftにマイグレーションするツール(「Migration Toolkit for Applications」)も強化した。これに加えて、エッジコンピューティング機能としてリモートワーカーノードも導入する。エッジなどの能力に制限のある環境に処理能力を拡張するもので、IT管理者は中央でオペレーションを管理しながら拡張できるという。

 また、OpenShift Virtualizationも強化し、テンプレートベースでVMを作成できる機能が加わった。Microsoft Windowsベースのワークロードが動く仮想マシン向けに性能と拡張性を最適化する機能も加わった。

 これらの新機能は、10月にGAとなったOpenShift 4.6に加わる。

Red Hat OpenShift
https://www.redhat.com/ja/explore/openshift