米Oracle、Linux 5.8対応の「Oracle VM VirtualBox 6.1.14」を公開
米Oracleは9月4日、オープンソースの仮想化技術の最新安定版「Oracle VM VirtualBox 6.1.14」を公開した。ポイントリリースとなり、Linux 5.8のサポートなどが加わっている。
VirtualBoxはx86とAMD64/Intel64向けの仮想化技術。Windows、Linux、macOS、Solaris x86にインストールして、複数のOSを仮想的に動かすことができる。VirtualBox 6.1.14は2019年12月に公開されたバージョン6.1の最新版で、7月に公開されたバージョン6.1.12に続くリリースとなる。
最新版ではLinux カーネル5.8サポートが加わった。ゲストとホストでLinux 5.8を動かすことができる。この他、macOSホスト、Windowsホストなどで細かな強化が加わった。例えばmacOSホストでは、6.0.18と6.1.4で報告されたヘッドレスモードで仮想マシンを起動できない問題などが修正されている。
GUIでは、仮想マシン向けにVirtual Hard Disk作成時にFileロケーションフィールドで名称変更ができない不具合を修正した。共有クリップボードでは、HTMLデータの複製時にクラッシュを引き起こす可能性のある不具合を修正した。
この他、EFIでも不具合の修正や強化が加わっている。
Oracle VM Virtual Box
https://www.virtualbox.org/