遅延読み込みをサポートした「WordPress 5.5 "Eckstine"」が公開
オープンソースのブログソフトウェア「WordPress」の開発チームは8月11日、最新版となる「WordPress 5.5 “Eckstine”」を公開した。
WordPressは、ブログを始めとしたコンテンツ管理システムをオープンソースとして開発・公開するプロジェクト。PHPで作成されており、データベースはMySQLを利用する。ライセンスはGPL v2。
WordPress 5.5は、2019年末に公開したバージョン5系の最新版となる。速度、SEO、セキュリティの大きく3つに注力した。Eckstineは、ジャズシンガーBilly Eckstine(ビリー・エクスタイン)から。
速度では、画像の遅延読み込み技術”Lazy Loading”をサポートした。これにより画像を含む投稿の表示が高速に感じると言う。モバイルでは、自分の機種向けではないファイルを読み込まないようになり、端末の消費電力の節約につながるという。
SEOでは検索エンジンとの連携を強化するため、デフォルトでXMLサイトマップを含むようになった。これにより検索エンジンが重要なページをすぐに発見してくれるという。
セキュリティでは、管理画面でプラグインやテーマを自動更新するかどうかを選択できるようになった。プラグイン単位での自動更新のオン・オフ設定も可能。マニュアルで更新する場合、ZIPファイルのアップロードにより作業が容易になるという。
このほか、ブロックエディタの強化として、テキストとメディアを組み合わせた複雑なレイアウトを容易に作成できるブロックパターン、必要なブロックをすぐに検出できるブロックディレクトリなどの機能が加わった。
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