Linuxディストリビューション「Manjaro 20.0」(Lysia)リリース
LinuxディストリビューションManjaro開発チームは4月26日、最新版となる「Manjaro 20.0(Lysia)」を発表した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。
ManjaroはArch LinuxベースのLinuxディストリビューション。Linux初心者でも使いやすく、WindowsやmacOSからの乗り換えに適しているとしている。64ビットアーキテクチャをサポートし、デスクトップ環境はXfceおよびKDE、GNOMEが利用できる。ディストリビューション紹介サイト「Distrowatch」の人気ランキング(過去6ヶ月集計)では2位にランクインしており、近年注目されているディストリビューションの1つとなっている。
Manjaro 20.0は2月に公開されたバージョン19(Kyria)に続く最新版。Linuxカーネルはバージョン5.6を採用する。
Xfceはバージョン 4.14となり、新しいテーマ「Matcha」を導入したほか、デスクトップとウィンドウマネージャーの改善などユーザー体験の強化が行われた。ディスプレイ設定に1つ以上のプロファイルを保存できるDisplay-Profilesも導入した。新しいディスプレイが接続されるとプロファイルを自動で適用するようになった。
KDEデスクトップ環境ではPlasma 5.18を採用する。Breath2テーマではライトとダークの2種類を用意し、Konsoleプロファイル、Yakuakeも強化した。
GNOMEデスクトップ環境はバージョン3.36を採用した。ログインとロック解除のインターフェイスをはじめ、インターフェイスとアプリケーションで多数の強化が加わっている。GNOME Shell拡張を管理できる新しいExtensionsアプリを導入、更新、設定、削除、無効化などを設定できる。
パッケージマネージャのPamac 9.4では、snapとflatpakをデフォルトでサポートし、容易にインストールできるようになった。インストールツールのManjaro ArchitectではZFSインストールがサポートされた。
Manjaro
https://manjaro.org/