「React 16.10」リリース
米FacebookのReactプロジェクトは9月27日、最新版となる「React 16.10」を公開した。バグの修正が中心のリリースとなる。
ReactはWebアプリケーションのユーザーインターフェイスを構築するためのJavaScriptライブラリ。宣言的、コンポーネントベースなどの特徴を持つ。サーバー側でのレンダリングや、React Nativeを使によるモバイルアプリでの利用にも対応する。
React 16.10は8月に公開されたバージョン16.9に続く最新版。ReactDOMでは、Hookアップデートでメモ化がうまくいかないエッジケースの修正、Suspenseのミックスとエラー処理時のバグ修正など細かな修正が多数加わった。
実験的機能であるスケジューラーでは、内部データ構造を切り替えることでキューのパフォーマンスを改善した。メッセージループでは、requestAnimationFrameでフレーム境界を調整する代わりに、インターバルを短縮するpostMessageループを使うようになった。
なお、Next.jsアプリにおけるバグを修正した16.0.1も翌日に公開されている。
React
https://reactjs.org/