「Chrome 76」がリリース、Flashのブロックがデフォルト設定に
Googleは7月30日、Webブラウザ「Chrome 76.0.3809.87(Chrome 76)」を公開した。本バージョンではAdobe Flashをデフォルトでブロックするよう変更が加えられている。
Chrome 76は6月はじめに公開されたChrome 75に続く最新版。Adobe Flash Playerの段階的なサポート打ち切り計画に基づき、デフォルトでFlashをブロックするようになった。これによってFlashコンテンツがアクティブであっても自動では読み込まれなくなる。この挙動は設定で変更が可能。
Webアプリケーションをネイティブアプリのように使える技術「Progressive Web Apps(PWA)」をデスクトップにインストールためのボタン(オムニボタン)がアドレスバーに加わった。モバイルでは、インストール条件を満たすPWAを最初に検出した際に、ホーム画面に加えるかどうかを尋ねるミニインフォバーを表示するようになった。
ダークモードのサポートでは、ユーザーの好みのモードにサイトのルック&フィールを調整できるprefers-color-schemeメディアクエリが加わった。このほか、Asynchronous Clipboard APIでの画像サポートなどの強化なども加わっている。
セキュリティ関連では多数の脆弱性を修正した。この中には4段階評価で2番目に深刻度が高い「high」に分類されるものが5件ある。バグ発見に報酬を支払うプログラムに基づき、公開されているだけでも2万8000ドルが支払われる。
ChromeはWindows、macOS、LinuxおよびAndroidに対応、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
Google Chrome
https://www.google.com/intl/ja/chrome/