「Google Chrome 73」リリース、macOSのダークモードに対応
Googleは3月12日、「Google Chrome 73.0.3683.75(Chrome 73)」を公開した。macOSでダークモードやPWAがサポートされたほか、新たなAPIサポートも追加されている。
Chrome 73は1月に公開されたバージョン72に続く最新版。macOS向けで、macOS 10.14 Mojaveのダークモードをサポートした。また、「Progressive Web Apps」(PWA)のサポートを未対応だったmacOSにも拡大した。PWAはモバイル向けに開発された技術で、Webアプリケーションをインストールすることなくネイティブアプリのように利用できる技術。プッシュ通知を受け取ったり、ホーム画面にアイコンを置くこともできる。すでにWindows向け、Linux向けではサポート済み。
Web PackagesのサブセットであるSigned HTTP Exchangesをサポートした。Signed HTTP Exchangesは、HTTP Exchangeの送る側と受け手のペアに署名をつけてキャッシュサーバーから配信できるようにする仕組みで、Chrome 73ではSigned HTTP Exchangesを使った移植性のあるコンテンツの作成が容易になった。
再生や一時停止など、ハードウェアキーボードのメディア制御キーをサポートした。また、新しいAPIとして、Badging API、Layout Jank APIなどが加わった。
バグも多数修正された。60件以上の脆弱性が修正され、バグ発見報酬プログラムに基づき、公開されているだけで1万3500ドルが支払われている。
Google Chrome
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