RHEL互換ディストリビューション「Scientific Linux 7.6」リリース

 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)互換のディストリビューション「Scientific Linux」開発チームは12月3日、最新版となる「Scientific Linux 7.6」を公開した。

 Scientific Linuxは学術・研究向けのLinuxディストリビューション。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)をベースとしており、学術研究用途に向けたパッケージも追加している。プロジェクトはフェルミ国立加速器研究所の支援を受けている。

 Scientific Linux 7.6は米Red Hatが8月末に公開したRHEL 7.6と互換性のあるディストリビューションで、対応アーキテクチャはx86_64。

 RHELで加わった機能のほか、分散ファイルシステムAndrew File Systemのオープンソース実装であるOpenAFSが1.6.23となった。パッケージ管理のPackageKitでは7系、初期サポート扱いだがマイナーリリースについての通知に対応した。利用するにはsl7-upgradeをインストールしpackagekitdを再起動する必要がある。

 Scientific Linux 7.6はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Scientific Linux
https://www.scientificlinux.org/