「PostgreSQL 11.1」リリース、過去3か月分のセキュリティ修正を導入
The PostgreSQL Global Development Groupは11月8日、「PostgreSQL 11.1」をはじめ、複数のバージョンの最新のポイントリリースを公開した。過去3か月分のセキュリティ修正を含むもので、ユーザーに対しアップデートを呼びかけている。
PostgreSQL 11.1は10月中旬に公開された11系の最新版となる。CVE-2018-16850として脆弱性が報告されているpg_upgradeとpg_dumpにおけるSQLインジェクションにつながる可能性のあるバグが修正された。
このほか、macOS 10.14(Mojave)上でのビルドの問題の修正、Windowsでの管理者アカウントによるリグレッションテストなどが加わった。SP-GiSTインデックススキャン繰り返し時のメモリリークなど、細かなバグも多数修正されている。
開発チームはPostgreSQL 11.1のほか、バージョン10系の最新版(PostgreSQL 10.6)、9.6系の最新版(PostgreSQL 9.6.11)、9.5系の最新版(PostgreSQL 9.5.15)、9.4系の最新版(PostgreSQL 9.4.20)、バージョン9.3系の最新版(PostgreSQL 9.3.25)も公開した。このうち、9.3.25は9.3系最後のリリースになる。
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