米Puppet、エージェントレスのインフラ自動化ツール「Puppet Bolt 1.0」を公開

 米Puppetは10月9日、エージェントレスの自動化ツール「Puppet Bolt 1.0」公開を発表した。オープンソースのタスクランナーで、インフラ管理作業を自動化できる。

 Puppet Boltはエージェントレスのマルチプラットフォーム自動化ツール。Puppetの知識やエージェントなしにインフラ自動化を始められるとしている。

 コマンドラインインターフェイス(CLI)を利用して、SSHとWindowsリモート管理(WinRM)経由で遠隔にあるシステムに接続する。Bash、PowerShell、Pythonなどの言語で書いたスクリプトを再利用でき、サービスの開始・停止、遠隔にあるシステムの再起動、ワークステーションやノートPCのパッケージとシステム情報の収集などが可能。Puppet Forgeで公開されているモジュールなどを活用して拡張もできる。

 2017年にベータ版を発表した。クロスプラットフォームタスクとして、タスクを複数実装し、Puppet Boltがターゲットのプラットフォームに合わせて適切なものを選ぶ機能を導入した。遠隔のノードグループ上のターゲットの状態を宣言的に記述するPuppetコードのブロックを適用するbolt applyなどの強化も加わっている。

 コミュニティからのフィードバックを受けてインストール方法を変更し、yumリポジトリ(RHEL/SLES)、aptリポジトリ(Debian/Ubuntu)、それにパッケージ版を用意した。

 Puppet Bolt 1.0はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

米Puppet
https://puppet.com/

Puppet Bolt
https://puppet.com/products/puppet-bolt