Valve、独自のLinuxベースOS「SteamOS 2.154」を公開

 Valveはゲーム向けのLinuxベースOS「SteamOS 2.154」を公開した。セキュリティ修正が多数加わったマイナーリリースとなる。

 SteamOSはDebianをベースとしたLinuxディストリビューション。ゲームなどのオンライン販売サービス「Steam」を手がけるValveが2013年に開発を明らかにしたもので、Steamで購入したLinux向けゲームをプレイできるほか、Windows/macOS/LinuxからSteamOS端末へのゲームをストリーミング配信してプレイすることもできる。

 SteamOS 2.154は、2015年に公開したSteamOS 2.0(開発コード「brewmaster」)の最新版。Debian 8.11を土台にアップデートとセキュリティ修正を加えた。glibc、php5、popplerなど多数のモジュールでセキュリティ修正が加わっている。

 ビルドインフラを新しくする取り組みを進めており、今回のアップデートは意図的に小規模に小さくしたとのこと。ビルドインフラの作業が完了したら、次期カーネルとグラフィックドライバをアップデートするとしている。

SteamOS
https://store.steampowered.com/steamos/