SQL方言が使用可能になった「Apache Calcite 1.17」リリース

 Apache Calcite開発チームは7月22日、データ管理のためのフレームワーク「Apache Calcite 1.17.0」を公開した。

 Apache CalciteはSQLパーサーやクエリの最適化といった機能を提供するフレームワーク。さまざまなデータソースに対応し、これらにSQLでアクセスしたり、適切なクエリを実行することができる。

 Apache Calcite 1.17は、3月に公開したバージョン1.16に続く最新版。Babel SQLパーサーを実装、これによりSQLの方言(Oracle、MySQL、BigQueryなど)を利用できるようになった。クエリリネージ、SQL方言同士の変換、サービスとしてのSQLサーバーなどの可能性があるとしている。データ定義言語CREATE TYPEもサポートした。

 コアモジュールはJDK 8に切り替わった。Apache Calciteのサブプロジェクトでデータベースドライバ構築のためのフレームワークAvaticaは、バージョン1.12にアップデートした。プランナールールも強化した。バグも多数修正している。

Apache Calcite
https://calcite.apache.org/