「Nginx 1.14」リリース

 Webサーバー/リバースプロキシサーバーのNginx開発チームは4月17日、最新版「Nginx 1.14.0」を公開した。

 NginxはオープンソースのWebサーバー。基本的なHTTPサーバーの機能に加えて、メールプロキシ、TCP/UDPプロキシサーバーの機能も要する。

 Nginx 1.14は、2017年4月に公開された開発版バージョンである1.13で導入された新機能やバグ修正を組み込んだ安定版リリース。

 新機能として、1.13.4で加わった新しいミラーモジュール「ngx_http_mirror_module」がある。このモジュールではバックグラウンドミラーサブリクエストを作りオリジナルのリクエストをミラーリングできる。

 このほか、1.13.9で加わったHTTP/2サーバープッシュのサポート、1.13.10で導入したgRPCサーバーにリクエストをパスするgRPCプロキシモジュールなども導入された。

 多数の新たなパラメーターやCPUキャッシュラインサイズの検出といった細かな機能強化も多数加わっている。

 NginxはWindowsやmacOS、Linux、各種UNIXなどで動作する。ソースコードなどはプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Nginx
https://nginx.org/