5年ぶりのメジャーアップデートとなる「Bootstrap 4」リリース

 CSSフレームワーク「Bootstrap」開発チームは1月18日、最新のメジャーリリースとなる「Bootstrap 4」を公開した。グリッドシステム、プリプロセッサなどで重要な変更が加わっている。

 BootstrapはフロントエンドのWeb開発のためのHTML/CSS/JavaScriptフレームワーク。米Twitterで開発されたものをオープンソースプロジェクトとして公開した。

 Bootstrap 4は2013年に公開されたBootstrap 3以来のメジャーリリース。2015年に初のアルファが公開され、ベータ版は2017年8月に公開、合計で3回のベータリリースを経ての正式版リリースとなる。

 グリッドシステムはCSS3のレイアウトモジュールFlexboxがデフォルトとなった。Flexboxは主要ブラウザがサポートしており、BootstrapはFlexboxへの移行を進めた。また、モバイルデバイス向けを強化するための新しいグリッド層を追加した。また、使用するCSSプリプロセッサをLessからSassに変更した。これによりコンパイルが高速化されるとしている。

 IE8/IE9、Safari 8以前、iOS 8以前のサポートが削除された。これらのサポートが必要な場合は、Bootstrap 3を使うようアドバイスしている。

 単位がpixelsからrems/emsに変更された。これにより、レスポンシブなタイポグラフィーとコンポーネントのサイジングがさらに容易になるとしている。

 JavaScriptプラグインをES6で書き直し、JavaScriptの最新機能を利用できるようにした。カスタマイズオプション、ビルドツールなども新しくなっている。また、Panels、Wellsがなくなり、Cardsが導入された。このほか、多数の機能が加わっている。

Bootstrap
https://v4-alpha.getbootstrap.com/