Hadoop向けクエリエンジン「Apache Impala」がトップレベルプロジェクトに

 Apache Software Foundationは11月28日、Apache Hadoop向けのアナリティクスデータベース「Apache Impala」のトップレベルプロジェクトへの昇格を発表した。

 Apache Impalaは、GoogleのF1データベースにインスピレーションを受け、C++で実装された超並列処理(MPP)SQLクエリエンジン。Apache Hadoopで動くクラスタに保存されたデータを対象とする。元々は米Clouderaで開発されたもので、2012年に初のベータ版が公開、2015年12月にApacheのインキュベーションプロジェクトとなった。最新版は9月に公開されたバージョン2.10。

 Hadoopコンポーネントに加え、メタデータ、Apache Hive SQL、ODBCドライバー、Hueで作成されたクエリIUなどApache Hiveと同じものを利用、リアルタイムまたはバッチ主導のクエリに適しているという。

 財務サービス、ヘルスケア、通信などの業種で利用されており、Cloudera、MapR、Orcleにより出荷されている。

Apache Impala
https://impala.apache.org/