Google、アプリ開発プラットフォーム「Firebase」の一部SDKをオープンソースに
Googleは5月17日、アプリケーション開発プラットフォーム「Firebase」のSDKをオープンソースで公開することを発表した。Firebase iOS SDKおよびJavaScript SDK、Admin Node.js SDK、Admin Java SDK、Admin Python SDKの合計5種類のソースコードが公開されている。
FirebaseはGoogleが2014年秋に買収した、Webアプリケーションおよびモバイルアプリ開発プラットフォーム。 コア部分やそのインフラはGoogleが運営・提供し、開発者はSDKを利用することでそれらの機能を利用できる。「FirebaseUI」などFirebaseのコンポーネントの一部もオープンソースとして公開されている。
今回公開されたのはFirebase SDKのうち一部のコードで、バージョン4.0。ライセンスはApache License 2.0。
iOS向けではRealtime Database、Auth、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)などをオープンソースにした。今後も増やす予定だが、一部のコンポーネントは公開されていないことから、ローカルで完全なビルドを行うことはできない。また、CocoaPod経由で配信されるライブラリは当面は静的なフレームワークのままとしている。
Java向けでもRealtime Database、Cloud Storage、Cloud Messaging(FCM)などを公開した。Androidについてもオープンソース化を検討中という。
また、ユーザーや認証の管理を行えるAdmin SDKについては、PythonおよびNode.js、Java向けの3つが完全にオープンソース化された。
Firebase SDK
https://opensource.google.com/projects/firebase-sdk