Google、「Google Earth Entprise(GEE)」をオープンソース化

 Googleは1月30日、法人向けの3D地図サービス「Google Earth Entprise(GEE)」をオープンソース化することを発表した。

 Google Earth EnterpriseはGoogleが法人向けに提供していたバーチャル地球儀。開発者はこれを利用して3Dの地球儀や地図を開発し、自前のインフラでホスティングできる。Googleは2006年にGEEを発表したが、2015年にサービス閉鎖を発表しており、サポートは2017年3月22日までとなっている。

 公開されるコードには画像や地勢、ベクターデータを単一の3D地球儀や2DマップにするためのGEE Fusion、GEE Server、GEE Portable Serverなどが含まれ、コードの総量は47万行以上に及ぶという。

 クライアントのGoogle Earth Enterprise Client、Google Maps JavaScript API V3、Google Earth APIについては公開しないが、Google Earth Enterprise Clientは今後もメンテナンスと提供を継続する。

 Googleによると、オンプレミスのサーバーを使う代わりにGoogle Cloud Platform(GCP)を利用してGEEインスタンスを動かすこともできるという。

 コードの公開は3月を予定しており、ライセンスはApache License 2。

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