オープンソースのハイパーバイザー「Xen 4.7.1」がリリース

 The Xen Projectは11月7日、オープンソースの仮想化ソフトウェア「Xen 4.7.1」および「Xen 4.6.4」の公開を発表した。4.7系、4.6系の最新版となり、不具合の修正が中心となる。

 Xenは仮想化を実現するためのハイパーバイザーソフトウェア。LinuxやOpenBSD、NetBSDなど多数のOSを動かすことができる。元々はXenSourceで開発されていたのをCitrixが買収、その後2013年にLinux Foundationに寄贈された。

 Xen 4.7系は2016年6月に公開された最新版で、4.7.1初のマイナーリリースとなる。xenではスケジューラーやトレースメタデータページカウントの計算などが修正された。libxll(Xen light library)、libxc(コントロールライブラリ)なども強化し、安定性が改善した。

 4.6.4は、2015年10月に最初のバージョンが公開された4.6系のメンテナンスリリースとなる。4.7の強化を含む他、安全ではないコードを削除したり、既存のツールなど不具合を修正した。

 Xen 4.7.1/4.6.4は、Xen ProjectのWebサイトより入手できる。

Xen Project
https://www.xenproject.org/